医学部志望者はスタディサプリと予備校を併用すべし

東京大学に現役で合格した女性は言いました。

 

「スタディサプリはセンター試験対策や過去問のために利用しました。」

 

この発言の意味することがわかりますか?彼女は主要科目をZ会で勉強し、スタディサプリは補助的に使っていました。実はこの方だけではなく、偏差値60以上の大学に合格した人の多くの方が、似たようなことを言っています。

 

スタディサプリでは医学部に太刀打ちできないのか

スタディサプリの最もレベルの高いコース「トップレベル」は偏差値63以上が基準です。また東京大学対策講座や京都大学対策講座など、超難関大学の対策講座もあります。これだけ見れば、医学部レベルの難易度もいけそうな気がします。

 

しかし、実際にこうした超難関大学に合格した学生の声を見ると、「スタディサプリのおかげで合格できた」という割合が少ないように思えます。先にも書いたように、やはり一般的な予備校を補うために利用していたという学生が多い印象を受けます。

 

スタディサプリ側の意図と学生の利用実態を踏まえると、上記のように軽視できないズレがあります。超難関大学を目指す場合はスタディサプリだけでは厳しいと言わざるを得ないでしょう。

 

自分に必要な事だけを利用するのが合格の秘訣

しかしスタディサプリが全く役に立たないわけではありません。実際に、超難関大学に合格した人たちも何かしらの形でスタディサプリを利用しています。大事なことは、彼らが自分にとって何が足りないか、必要なのかを理解していることです。

 

最初に紹介した東大に合格した彼女は、過去問を購入するお金や手間を省くためにスタディサプリを利用したと言っています。他にも英単語や暗記カードだけ使っていた人もいます。おのおの、自分が必要な部分だけをうまく利用しているのです。

 

国公立大学受験者で多いのは、主要科目を予備校で受講し、センター試験のみの科目をスタディサプリで勉強するパターンです。もしくは、夏や冬などの講習のタイミングで、普段勉強できていない科目や単元を集中的に勉強するパターンです。

 

利用する形態はさまざまですが、合格した人の多くは自分に何が必要なのか理解しているようです。そして、何を用いれば効果的に満たすことができるのか、その解決手段の一つとしてスタディサプリがあります。

 

スタディサプリで医学部を目指す君へ

医学部を目指すあなたも、どのようにスタディサプリを利用すべきかイメージできますか?もしできるなら、今すぐ試してみましょう。いまいち想像できないならば、自分にとって何が必要なのかを考え直したほうが良いでしょう。