スタディサプリと進研ゼミの比較!どんな子供に向いているのか?
子供を勉強させるにはどうしたらいいのか?少しでも成績を上げたい…!
子供を持つ親にとって悩みの種は尽きることはありません。それでも何とかするために、塾に通わせたり、家庭教師をつけたり、通信教育を受けさせたり、色々試すわけです。お金…いいや、この際、成績が上がれば多少の出費はやむを得ない!
そこで今回は、最近CMや広告で頻繁に目にするようになったスタディサプリと、通信教育の定番である進研ゼミの比較をしてみました。それぞれ特徴があり、どちらが適しているのかは子供の性格や状況次第です。本ページの内容があなたの問題の解決の糸口になれば幸いです。
本ページの目次
- 基本情報の比較
- サービス内容(コンテンツ)の違い
- どちらを選択するべきか
基本情報の比較
比較内容 |
スタディサプリ |
進研ゼミ |
---|---|---|
運営組織 |
リクルート |
ベネッセ |
対象学年 |
小学4年~高校3年生 |
年長~高校3年生 |
月額料金 |
月額1,058円(税込み) (全学年共通) |
年長:3,343円~ 小学生:3,343円~ 中学生:6,336円~ 高校生:6,114円~ |
学習形態 |
映像授業 |
自習 |
教材 |
テキスト(紙) テキスト(PDF) ※内容は一緒 |
テキスト(紙) タブレット ※タブレット版は別料金 |
日常学習 |
◎ |
◎ |
定期試験 |
◎ |
◎ |
受験対策 |
◎ |
△ |
サポート |
× |
◎ |
サービス内容(コンテンツ)の違い
費用の差は置いておき、スタディサプリと進研ゼミの決定的な違いは以下の3つです。
- 学習形態
- 受験対策
- サポート
学習形態
まず、どのような形で勉強するのか、学習形態が全く異なります。
スタディサプリはインターネットに接続したパソコン・タブレット・スマートフォンを用いて、映像授業を見ながら勉強します。基本的にテキスト必須ですが、理解するだけでよい科目(英文法や理社など)ならば電車やバスの中でイヤホンをつけながら授業を受けることが可能です。
進研ゼミは、もうご存知だと思いますが、定期的に郵送されるテキストを用いて自分で勉強します。また別料金を支払い「ハイブリッド」コースに加入し、iPadを用いた追加教材で勉強することも可能です。いずれにしても、自習というスタイルです。
※ハイブリッドコースはiPad必須。レンタルあり。
受験対策
高校受験、大学受験対策を考えているならば、スタディサプリを強くお勧めします。その理由は2つあります。
第一に、文章やイラスト・図解だけで理解できる量・質には限界があるからです。思考力が高く、地頭の強い子供ならば自習で難問に対応できる力がつくでしょう。しかし多くの人は、「見る」「聞く」という五感へ刺激があるほうが、効果的に勉強できます。この点において進研ゼミよりもスタディサプリのほうが受験対策に向いています。
第二に、受験は試験範囲が教科書の内容すべてなので、苦手分野をピンポイントで復習できるシステムが必要だからです。進研ゼミは基本的に紙ベースで、なおかつ学年を遡って勉強することができません(例えば中学3年生が中学1年生の内容を勉強できない)。それに対してスタディサプリは前学年の内容の授業を自由にいつでも受けることができます。
サポート
勉強に関する質問、進学相談、その他各種手続きなどに対するサポートを重視するならば、進研ゼミをお勧めします。
その理由は、スタディサプリにはサポートと呼べる仕組みがほぼないからです。入会・退会、その他手続きに関してのみ、メールで対応しています。しかし授業に関する質問、進路相談などは一切行っていません。
どちらを選択するべきか
それで結局、スタディサプリと進研ゼミどちらがよいのか?これは子供の勉強スタイル・性格、家庭の事情によって決められます。
子供の勉強スタイル・性格による分岐
- 塾・予備校と同じ授業を受けたい → スタディサプリ
- 通学時間にも勉強したい → スタディサプリ
- 質問や添削を丁寧にしてもらいたい → 進研ゼミ
家庭の事情による分岐
- 費用をできるだけ抑えたい → スタディサプリ
- 子供の学習状況を把握したい(※) → スタディサプリ
- 進学相談や電話でのサポートが欲しい → 進研ゼミ
※まなレポ機能について
スタディサプリの小学生・中学生講座では、「まなレポ」という機能があります。子供が勉強した日の翌日に一日分、週明けに一週間分の学習レポートが保護者宛にメールで届きます。どの科目をどれだけ勉強したか、確認テスト(ドリル)がどれくらいできたのかが知らされます。また、保護者用アカウントでWEPページにログインすることで、いつでも確認することができます。