最悪の環境の中で耐え抜いた暑い受験地獄
前回「管理人タコスが振り返る高校3年生の夏休みの勉強スタイル」という記事を書きました。あれは具体的にどういう風に勉強したかという内容でしたね。
今回はもう少し違った視点と言うか、皆さんには全く関係ない愚痴のような感じであの暑い夏を振り返りたいと思います。
日中は騒音の中で勉強
私が高校3年生の夏、ちょうど隣の家が空き家になっていたのが、家を取り壊して、新築を立てようということになったようです。私の部屋は洗濯物をほすための大きなベランダがついていて、ちゃんとした壁が外になく、大きな窓だけがベランダ側についている造りでした。勉強している私と工事との物理的な距離はほんの10メートルくらいでした。
すごいですよね。一日中「バリバリバリ!」っていう音を聞かされるんですよ笑。でもまぁ、取り壊しはすぐですよ。問題は建築のほうです。家を一軒立てるのは、結構な時間がかかりますよね。
私は予備校に通わないで、夏休みはずっと自室にこもって勉強していましたが、ほぼ夏休みまるまる、建築の騒音の隣ですごすことになります。釘を打つ音、のこぎりをギシギシする音、指示を出す大きな声…。冷房がなかった(今考えたらおかしい)ので、窓を開けざるを得ない状況でした。騒音がダイレクトに耳に入ってきました。少しでも音を和らげようと、風が入ってくれる少しだけの隙間をあけて、あとは鉄製の雨戸を閉めてガードしていました。暑い日差しもカットできるし、心理的にも、すこし落ち着きました。
頑固さと忍耐力
よく考えたら、図書館行けよという話ですが、頑固な私は意地でも自室で勉強することを選びました。しかも空調なし笑。うるさいし、暑いし最悪の環境ですよね。
でも「負けるかコンチクショー!」という謎の頑固さというか、意地のようなものがありました。なんていうか、逆に「これを耐え切る俺、カッコイイ!」みたいな病的な発想もあったかもしれません。
受験生活、自分にとって最高の環境で勉強できる人はどれだけいるでしょうか。大なり小なり、我慢して勉強していると思います。受験には、忍耐力も大事ですね。
あれもこれもやらなきゃ!?
志望大学の競争率(合格倍率)を考えれば、自分のライバルが大体どれくらいいるか計算できます。だから自分は、ライバルよりも頑張らないといけないと思うわけです。でもライバルがどれくらい勉強しているかわからない。だから「あれも!これも!全部やらなきゃ!」という焦燥感を感じるわけです。
そんな時にふと中学受験の時にお世話になった先生の一言を思い出します。「もう寝よう、そう思った時にもう一問」ぐらいが良い、という話です。確かに受験は結果的にライバルに勝つ必要がありますが、本質的には自身の学力が合格水準に達していれば良いのです。だから、ライバルのことは忘れて、自分の力を伸ばすことだけを考えるのです。
自分の力を伸ばすには、「限界を1歩超えるくらい」がよいと思います。筋トレも、限界を超えないと筋肉は肥大化しませんよね。勉強もそれに似ていると思います。「あれも!これも!」なんて考えるのではなく、1日24時間の中で、何ができるか整理してください。その「できること」の中で最大限の努力をすれば十分だと思います。
私の場合、もしそれでうまくいかなかったら、それが自身の能力の限界だと思って諦めますね笑。
なんだか最後はものすごい投げ槍になりましたが、こういう考え方もあるんだなぁくらいにとらえてもらえればと幸いです。