直前期でも学校の授業はしっかりと聞こう

11月になりましたね。高校3年生にとっては一生に一度の正念場ですが、教員にとっては毎年訪れる11月です。大体この時期の高3は一般受験する生徒と推薦で大学決まった生徒との温度差が激しくなり、教室の空気がギスギスしてきます。

 

また、学校のレベルに関係なく、授業に集中しない生徒が増えてきます。推薦組は推薦取り消しにならないように最低限のことしかしないし、一般受験組は自分の勉強をすることしか頭にないからです。

 

今回は高校3年生に言いたいこと…というよりかは、高校3年生の実情を伝えつつ、高校1・2年生に聞いてほしい内容です。

 

直前期の受験生でも授業を聞く子と聞かない子がいる

受験勉強と学校の授業は本質的に同じということに気付いている子は高校1年生の時から真面目に授業を受けています。だから直前期でも授業時間内はしっかりと先生の言うことを聞いています。こういう生徒は受験の結果を見ても(高校のレベルと比べて)いい大学に合格する割合が多いです。

 

一方で学校の授業を聞かないで「俺(わたし)は予備校の予習・復習、参考書の勉強をする!」という生徒もいます。地頭が良い子はそれで一気に伸びる子はいますが、真面目に聞いている子に比べて結果が出ないまま終わる割合が多いです。

 

学校の授業よりも予備校の授業のほうが効率が良いのか?

学校は3年間かけて高校のカリキュラムを終えますが、スタディサプリや予備校は1年間で受験に必要な知識だけを習得します。そりゃあ、受験勉強は予備校でしたほうが効率が良いのは当たり前です。

 

直前期において、学校の授業はカリキュラムを終えることを目的としています。個々の受験生がそれぞれ求めている内容と実際の授業がかけ離れてしまうのは仕方がないことです。

 

しかし、高校1年生からしっかり授業を聞いてきた生徒にとってしてみれば、パズルを完成させる最後のピースを当てはめる授業になります。予備校よりもゆっくりでしたが、3年かけてじっくりと進めてきた集大成をむかえます。大学受験の内容が高校のカリキュラム内から出題されることを考えれば、まさに必要な最後の情報を得られることになるのです。

 

高1・2は今からでも遅くない、高3は割り切って勉強しよう

言いたいことが最後になりましたが、要はスタディサプリや予備校は学校よりも授業の質が高いと思いますが、学校の授業も真面目に受け続けたほうが受験で成功しやすいということです。

 

高校1年生・2年生は今からでも遅くはありません。ただ高校3年生は今更どうしようもないので、やりたいようにやってください(笑)。私も今の時期高校3年生が内職していようと何も言いません(笑)!

 

一応、前回書いた「10月はスタディサプリでセンター試験対策を始める時期」でセンター試験対策の話やおすすめの参考書の話をまとめたので参考にしてください。