【スタディサプリ】岡本梨奈先生の古文の授業を受けてみた【体験談】
スタディサプリで古文を担当する岡本梨奈先生の古文の授業を受けた体験談をまとめています。
私も受験生時代、古文はそこそこ勉強した記憶があります。まずは助動詞を覚えて、単語を覚えて、ひたすら読解練習を繰り返していました。当時私は予備校に通っていなかったし、とにかく独学でやる他ありませんでした。
だから今回、古文の読解に何かコツがあるのかどうか、少し期待して授業に臨みました。今回私が受けたのは、高3スタンダードレベル古文<読解編>です。
岡本梨奈先生「予習はしてくれてますでしょうか?」
ぼく「さっせん!してません!」
出だしから躓きましたが、古文の知識は中学生レベルまで低下している私は予習もできないので、とにかくぶっつけで受けましたよ。
それで、岡本梨奈先生の第一印象は、若手のエース。単純にすごいわかりやすい。まず、字がきれいで、文字の大きさもばっちりで非常に見やすい。説明も整理されていて、テンポよく進むから聞いていて心地よい。お気に入りの音楽を聞いている感じです。
また、大事なポイントには線を引くように指示を出してくれるので、古文が苦手でもしっかりとついていけます。10年ぶりに古文に触れたので心配でしたが、それでも大学入試の古文が理解できる、そういうことです。
さて、それではもう少し具体的にどのような授業方針なのかをご紹介しておきましょう。岡本梨奈先生は問題を解く時は4つの手順に沿って「設問チェック」をするように言いました。
- 知識問題、文法問題、単語問題から解く
- リード文をしっかり読む
- 注釈の確認
- 出典の確認
第一に、入試問題には本文を読まないで解ける問題があります。まずはそういう手早く解ける問題から取り組み、確実に点を取ることが大事だといいます。それが「知識問題、文法問題、単語問題」です。実際に第1講の『大和物語』の問題の3分の1を、本文を読まないで解くことができます。
第二に、本文の前に、リード文を読むこと。リード文とは、本文に入る前に書いてある『次の文は~の場面である』というものです。第三に、注釈確認。実は注釈にヒントがあったりするので面倒でも必ずチェックすること。そして第四に出典を確認すること。日記や随筆だったら登場人物に作者がでてくるし、知っている作品だったら誰が出てくるか予想できるわけです。
- 板書が非常に見やすい。
- 説明は筋が通っていて、テンポよく進むから、聞いていて心地よい。
- 受験古文を読み解く=点数を取る方法をしっかりと示してくれる。
- 古文が苦手でも、得意になれそう。
もう実際に岡本梨奈先生の古文第1講の授業をうけてもらったほうが早いのですが、個人的に書きとめておきたいことがあります。
古文て、主語が書いてないことが多いからわかりにくい!
そう思いません?私も昔そう思ってました。
そこで、岡本梨奈先生は主語を把握するための4つのポイントを教えてくれました。
古文は主語が書いていない→主語関係から始める。何かに注目して書いている。だから何に注目しているかを考える。
- 人物、
- 接続助詞のルール
- 尊敬語(地の文)
- 同一表現
まず、文が「人物A、~~」とあったら、その文の主語は人物Aである。これはまぁ、そのままですね。
大事なのは次の「接続助詞のルール」です。「~て、~」・「~で、~」・「~つつ、~」と文がつながっていれば、後ろの文も主語は同じ。一方で、「~を、~」・「~に、~」・「~ば、~」と文がつながっていれば、後ろの文は主語が変わる(変わりやすい)そうです。
3つ目、「尊敬語(地の文)」であれば、主語が偉い人。二重に尊敬語は使われている場合は、かなり偉い人=皇族etc。この辺は私もなんか覚えてました。地の文というのは、会話でない文です。会話だと、対等な立場であっても尊敬語を使っているケースが多いので、それだけでは判断できないそうです。現代語でもそうですね。
最後の「同一表現」。以前と同じ表現を使っている文は、同じ人物である。ここに関しては、詳しくは問題の解説を聞きながら理解しましょう。
なるほど!という感じです。言われてみればそうだけど、改めて整理されると、納得です。もちろん既に古文をある程度勉強している人にとってしてみれば当たり前のことかもしれませんが、古文の知識がほとんど消えている私でも理解できたのだから、岡本梨奈先生はやっぱり教え方がうまいのだと思います。
今回私はスタンダードレベルを受けましたが、ある程度古文ができる人は「トップレベル&ハイレベル」=偏差値55以上を受講してみてはいかがでしょうか。
Written by もう二度と古文を見る機会はないだろうなと思う管理人タコス
最後に、岡本梨奈先生の授業のサンプル動画をご紹介します。ぜひご覧ください。
高3古文(文法編)